ステロイド外用剤塗布期間

赤くブツブツした炎症のある皮膚の部位に朝と夜（1日2回）ステロイド外用剤を塗ります。２・３日で発疹が消えます。この状態は皮膚の表面が見かけ上きれいになった状態です。しかし皮膚の奥の方には炎症を起こす大本のリンパ球がまだ隠れています（いわゆる、炭火焼き状態）。そこで、発疹が消えても、ステロイド外用剤を終了せず、1日1回夜　3日間。　さらに、2日に1回　4日間というように徐々に減量して終了します。そうすれば、大本のリンパ球がいなくなります（完全に火が消えた状態）。ステロイド外用剤を終了してもすぐに発疹が再発しなくなります。発疹が消えたからといってすぐにステロイド外用剤を終了すると、しばらくしてまた同じ部位に発疹が出てくることがあります。
ステロイド外用剤の望ましい塗り方の例
１　発疹が出た
２　1日2回　朝・夜　毎日塗布　2日間
３　発疹が消えた
４　1日1回　夜　毎日塗布　3日間
５　2日に1回　夜　塗布　合計2回
６　終了
なお、塗る日数は皮疹の状態によって調整します。