夏は皮膚の化膿に注意

夏は蒸し暑いです。高温多湿です。高温多湿ではバイ菌はどんどん繁殖します。皮膚についたバイ菌も活発に繁殖します。

@とびひ(伝染性膿痂疹) 皮膚が溶けてじゅくじゅくし、かさぶたが出来ます。
Aおでき(毛包炎・せつ・よう) 毛穴がブチブチ盛り上がってその先に小さい黄色い膿がたまります。高校生くらいになると癜風のこともあります。
Bあせもの化膿(汗腺膿瘍) 赤く盛り上がった汗もの先に小さい黄色い膿がたまります。
C蜂窩織炎 皮膚を超えて皮下組織までバイ菌が侵入しその部位が赤く腫れます。

アトピー性皮膚炎で受診中の方は、いつもと違う発疹が出れば早めに受診が必要です。皮膚の化膿は早期であればすぐに良くなります。放置すればどんどん悪くなります。蜂窩織炎は放置するとバイ菌が筋肉まで侵入し壊死性筋膜炎、骨まで侵入し骨髄炎になり生命の危険な状態になることもあります。